西川高弘 OEMについて No.1

OEMとは他社ブランドで販売される製品を製造すること、あるいはその製造を行う企業のことです。「Original Equip-ment Manufacture(もしくは Manufacturer)」の頭文字です。

今回は化粧品のOEMに関して説明させていただきたいと思います。

商品開発の中でも特に大切な事をいくつか紹介出来ればと思います。

1、お客様の作りたい物を形にしていく
2、安心で、安全な商品を開発していく
3、作った後に少しでも販売に繋がるように工夫して開発していく

お客様の作りたい物を形にしていく事は簡単ではありません。

1、しっかりと商品開発の経験のある人間とお客様が力を合わせて取り組まなければ決していい商品は出来上がらないことが多いのです。
作りたい物を形にしていく過程で妥協等は一切せずに自分自身が使いたいと思うような商品を開発していかなければなりません。
早く作って利益を上げたいなどそのような考えが先行していくとなかなか難しくなっていきます。
それよりは、商品を買う顧客の立場になって商品開発を進めていくことが最終的にいい商品開発に繋がります。

2、販売した時に顧客が安心、安全に使える商品をつくるには
敏感肌やアトピーの方向けに刺激を最大限抑えた肌へのストレスフリーの処方で開発していくのが大切です。
また安全面では高温・常温・低温などあらゆる条件を想定し、分離・退色・異臭などの変化が起こらないようにしっかり試験を行い容器に対する相性などに関しても検証や観察が必要となってきます。
今ヒットしてる商品の中にはこのような安心、安全を最大限アピールしている会社が多くあります。
それほど、顧客は安心、安全にこだわりを持っています 。

3、開発が終えて商品が出来上がってもその商品自体が販売に繋がらないと自己満足の商品になってしまいます。
せっかくいい商品を開発してもその良さを顧客に伝えれないともったいないことになってしまいます。

世の中にはそのような商品が山ほどあります。
では、なぜそのようなことが起こるのか?

いい商品でも類似品などが多くあるためマーケティングで優秀な大手に負けてしまうからです。
なので開発の段階で「この商品はココが違う!」「この商品の売りはココだ!」としっかりと販売元は認識しておくことが大切です。
大手や他の商品にはない強みがあれば、後々販売しやすくその商品の良さを顧客に知ってもらうことが出来ます。

商品開発からその商品が顧客に渡った時のことまでを考えて開発していくことがヒット商品に繋がる秘訣だと思います。

 

DIA株式会社社長西川高弘とビジネス戦略